ふわふわに焼いていく

さきほど温めた弱火のフライパンの中心にヘラやスプーンなどを使って混ぜた生地を入れます。
入れる際にもよくかきまぜながら入れてください。

入れた後はきれいな丸になるようにまわりの形を整えましょう。ここであまり薄く伸ばす必要はありません。
厚いほどふっくらとしたお好み焼きになり、ひっくり返す際の失敗もしにくくなります。

生地を整えたら上に豚バラ肉をのせます。

しばらくすると、下側がキツネ色に焼けてフライパンを揺らすとお好み焼きがすべるようになります。
そうなったらひっくり返すタイミングです。
しっかりとしたキツネ色に焼けていないとひっくり返した際にばらけてしまいます。

ひっくり返すコツ

ひっくり返すときはフライパンを動かします。ヘラは使いません。
まずフライパンを持ってお好み焼きをすべらせながら重さを確かめてください。

奥から手前にパタンとひっくり返る様子をイメージしましょう。
あまり高くあげる必要はありません。

手前→奥→上→手前→下を通る円を描くようにフライパンを動かします。

お好み焼きがひっくり返ってフライパンに落ちるときに、衝撃を与えないようにフライパンも一緒に下に動かしてやると形が崩れにくくなります。

形がくずれて曲がってしまったら、火の通りにムラができないようにお好み焼きを水平にもどしてください。
この時もできるだけ上から押さえないようにしてください。

さらに焼く

ひっくり返ったら弱火のままフライパンにフタをします。
コンロの種類によって火加減が違いますので、長い時間火にかけても焦げない火加減を調節してください。
わかりにくい場合は弱火にします。

フタをしたまま火が通るまで待つと10分以上はかかりますので、この間に使った容器やまな板を洗っておきましょう。
火が通るまで10分以上は長いと思われるかもしれませんが、
お好み屋さんに行って注文してみるとそんなすぐには出来上がらないはずです。家でもじっくり待ちましょう。

火の通りを確認するためにはお好み焼きに箸を刺します。
箸に液状の生地がひっついてこなかったら火が通っています。
火をしっかり通そうとして上から抑えるのは厳禁です。

仕上げる

火が通ったらフタを取りそのまま表面を少し焼いて、豚肉の面を上にひっくり返したら焼きあがりです。

ソースを塗ってかつおぶしをふりかければ完成です!
味のさらなる向上をめざすならソースをかける前に試食してみるのもいいですよ。

基本的な作り方を解説してきましたが、うまく作れるようになったらどんどん自分流にアレンジしていってくださいね。



勉強になるお好み焼きのお店